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komon 柄の由来 矢絣


おはようございます。一週間が始まります。

今週もどうぞよろしくお願いいたします。

さてさて先週の終わりに新シリーズ komon の柄についてのお話を

少し綴らせていただきました。

物やデザインが持つ歴史ってとっても面白いですね。

物が人の生活に根ざして愛されてきたからこそ、

その物が持つ歴史がとってもユニークに綴られて、

それを感じる時、とても荘厳な気持ちにさせられます。

今日はkomonの5柄のうち、矢絣(ヤガスリ)のお話です。

【矢絣】

矢羽根をモチーフにした和文様です。

和服の柄や千代紙の柄として使用される事が多く、

特に紫色の矢絣の着物は時代劇や歌舞伎の腰元の衣装によく使用されています。

日本では非常に古くから使われている模様で、

本来は矢羽模様の絣をさしていました。

江戸時代に、結婚の際に矢絣の着物を持たせると出戻ってこない

(射た矢が戻ってこないため)と言われるようになり、

縁起柄とされるようになったため、

小紋などにも矢羽文様が使用されるようになりました。

明治大正時代には矢絣のお召と海老茶色の袴を組み合わせた衣装が

女学生の間で流行し「海老茶式部」と呼ばれ、

現在では大学の卒業式の際に、袴とあわせる着物の柄として人気があります。

「女性の強さや美しさ」「強い思い」

そんなイメージワードが似合いそうです。

AWASAKAの矢絣は手書きの線の風合いを残しつつ、

現代風にスッキリ見えるように工夫しました。

柔らかさと清潔感が同居する、

飽きのこないデザインになっています。

そんな矢絣模様が器になった時の景色をどうぞご覧ください。↓

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